二次元に逝く

サブカル関係について

二次元に逝く:第4回「狂気のアニメ・星のカービィ」前編

まいど、

今回は、あの国民的キャラクター「マリオ」と肩を並べる「星のカービィ」そのアニメ版となった。「アニメ星のカービィ」の魅力について語っていきたいと思います。今回は僕もめちゃくちゃまり本当に大好きなアニメなので前中後編と3部構成に

してたっぷりと熱く語りたいと思います。

内容は簡単に説明すると、飛行船の故障でカービィプププランドに流れ着く、がそれを快く思わないデデデ大王がナイトメアが生み出した魔獣を購入し、それをけしかけてカービィを倒そうとするが、結局カービィを倒すという1話完結、時に前後編の子供向けの勧善懲悪のストーリーである。(全100話構成)

だがフームを始めエスカルゴンなどのキャラクター、デデデ大王を始め、ゲーム登場キャラの性格もイメージとかけ離れた大幅に変更されており、世界観もアニメオリジナルになっており、放映当時はゲーム原理主義者(原作厨)が猛烈なアンチ活動をしていたり、賛否の分かれる作品であった。

しかし、現在は星のカービイというコンテンツ自体が新しいコンテンツの登場により全盛期よりも下火になったり、アニメ産業自体の質の劣化もあり放送終了から長らくした後再評価される流れとなっている。ガンダムSEEDに近い。

このアニメは、低年齢層向けアニメの体裁をとってはいるが、社会風刺や大人にしかわからないネタやパロディに満ち溢れた話も多いので「和製サウスパーク」「Zじゃない方のパワーパフガールズ」「深夜31時半のアニメ」とファンの間で呼ばれています。

中でも、第49回『星のデデデ』や第89回『星のフームたん』はストーリーもさることから、当番組やアニメ業界の現状を皮肉ったようなセリフや演出が多く、そのカオスっぷりが伝説となっています。

本アニメはどこの「プ◯キュア5」だの「ドラ◯ンボール超」みたいに作画崩壊していることは、ほとんど無く(僕はどちらも好きです)、監修はカービィの生みの親である桜井政博さんが担当しており作画には手書きの他にも、「任天堂」や「HAL研究所」がゲーム制作で培った3DCG技術のノウハウが存分に発揮されていて、それによりバトルシーンや第35,36,90,91話のレースシーン、戦艦ハルバードとナイトメア要塞の砲撃シーン、さらにデデデ陛下・エスカルゴンカービィの動きなどで迫力感がかなり増している。

アニメであっても、「子供でも大人でも楽しめる」というカービィシリーズのお約束は導入されているが「保護者」は眉をしかめることもある。

 

根強い人気をもつアニメで、今でも第2期、続編を求める声がとても多いが

このコンプライアンスを謳われるこのご時世、仮に放送決定になったら深夜枠もしくは日曜5時枠アニメ、さらには劇場版として確実だろうと言われている。

 

「子供向けという皮をかぶった”風刺アニメ”」

皆さん、この番組は子供だけではなく、バトルを中心とした物語構成になっている一方で、環境問題や寓話、シリアスな話、大人しか分からないパロディを入れることで子供から大人まで楽しめるアニメとなっています。大きいお友達にもです・・・

しかし、初期の数話こそ魔獣とのバトルや星の戦士の秘密に関する話が多く占めているが、第4話以降でカービィがプププビレッジの日常を過ごしながら星の戦士としての力を付けていく形となっているため、実質的に社会風刺やパロディが主体のナイトメアとの対決という番組の本筋は直接関係ない話が増え始め、作中のプププランドにはコンビニ、自動車、テレビなどが存在し、これらが作品の世界観を現実に近づけています。

 

しかし、問題はその社会風刺のところです。

「食糧問題」「温暖化」「オゾン層の破壊」「環境問題」「不法投棄」「教育への不安」「テレビ番組の情報捏造」「観光客のモラル欠如」「捨てられたペットの野生化」

「リストラ」「箱物行政」「旧石器捏造事件」などの問題がプププランドでも起こっているという設定にすることにより現実の社会問題への風刺を活かした作りとなっています。正直、このアニメは、現在のアニメと比べてもかなり挑戦的に作られていてわかりやすく当時の社会問題が学べるので教育番組としもかなり楽しめます。

 

全100話の中から僕の好きな回を紹介していきます。

 

1、「悪魔のチョコカプセル」52,53話

 

この回は、おもちゃ好きの子供だった人には、かなりぶっ刺さるモノがあります。

この話は、当時流行だった「チョコエッグ」を元に作られています。

この回の魅力を紹介する前に軽いあらすじを話します。

ププビレッジでお店を営むタゴとガングが、売れ残ったミニフィギュアとカプセルチョコレートを組み合わせて、ミニフィギュア入りカプセルチョコレートを売り出した。

フームの発案で作ったこの商品は予想以上の大ブレイク!子供から大人まで村中の男性がとりこになってしまった。 フィギュアを目当てにお金をつぎ込み、レア物を求めて盗みまではたらくデデデ大王、今度は自分が仕掛け人になるべく、いつも魔獣を送らせているカスタマーサービスに売れそうな商品を注文する。 この新しいフィギュアシリーズはまたも大ブレイク!しかしフームだけはこのフィギュアの出所に疑問を抱いていた。

 

フィギュア目当てにお金をつぎ込むところなんて現代の課金に通じるところがありますねwww

作中、子どもたちが買いまくりお小遣いを使い切り、親にねだったり、親の財布を盗んでまで買いに行く程、チョコカプセルに熱中しており、レア物がでて子供がみんなに自慢し取り合いに発展しました。

いや~懐かしいですわぁ~ 子供のときは、200円から400円のおもちゃが宝物ですから

もう友達に自慢する時も、厳戒態勢で盗まれないかと一人でピリピリしてました。

流石に、「俺は盗みに手を染めるぞッ!ジョジョー」にはならなかったのが、唯一の救いでした。みんなもそうならないように気をつけようね!

この回は、大人も子供もあの手この手権力まで使い、レアのフィギュアを奪い合い、

そのブームに利用してカービィを倒そうとするナイトメア社の思惑が絡まり合い

バカが行うライアーゲームみたいな心理戦がこの回の大五味です。

この回は、「何をしても許されるのが特権階級ZOY☆」

などと言った、朝7時30分に行っちゃって大丈夫?と思わせるような名言(迷言)やちょっとしたキャラ崩壊などが軽く起こってます。このアニメでは日常茶飯事なんですが・・・

 

 

まぁ、この回は、子供の時におもちゃ好きでレア物が当たらず悔しい思いをした人たち

におすすめです。

レア物に関する話でですね。子供の時、「ムシキング」にドハマリしましてかなりやり込みまして、もうゲーセンには毎日のように親に連れていってもらい、お手伝いやお小遣いをしこたまぶち込みました。そんなある日、遂にヘラクレス・リッキーブルーが当たり、その感動を友人に自慢していたときに、先生に見つかり没収されてしまいました。いまじゃいい思い出ですが、当時の絶望は相当なものでしたよ。

当時はムシキングをやった後「オシャレ魔女ラブ&ベリー」をやったり「恐竜キング」もやったりとたのしかったですわぁ~

kirby.fandom.com

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上記のカービィwikiを参考にしました。

2,「合体ロボ・リョウリガーZ」82話

この回は、料理の苦手な男性にフードプロセッサーを売りつける話で、

料理が苦手で料理用具とかを買う人には、ぶっ刺さるモノがあります。

このサブタイトルは「マジンガーZ」を元ネタになっています。

 

 

 

軽いあらすじから・・・

パーム大臣が唯一作れる料理を披露したところ子どもたちに大好評、その噂に尾ひれがついていき村中に広がった結果、パームが女性達から、ちやほやされ始めそれに嫉妬した男達がパームになんとか教えてもらおうと必死になり、料理ブームが到来。そして一品しか作れないと言い出せないまま、話はエスカレート、そこにデデデがナイトメア社に対しての莫大な借金の返済のため、このビッグウェーブに乗るしか無いと、男の料理大会を開催!参加条件はある料理道具を購入すること、優勝者には「ベストジェントルマン」の称号が与えられることに、村の男達は呆れる女性達をよそに称号求めて自己満足のために料理を機械で作り始めた。しかし、この調理器具はカスタマーサービスから送られてきたもの。

当然ただの調理器具ではない、そんな心配をよそに意識高い系と化した村の男達それに

呆れる村の女性達、様々な思惑が交差する料理対決一体どうなるのか・・・

ってな感じです。

現代で言うところのモテるために料理を作りたいが為に無駄な機能を搭載した調理器具を買う男達を煽っていく話です。

この回はおそらくテレビCMや通信販売、料理ブームなどに踊らされる人に対しての風刺だと思います。

この話も「迷言の宝箱やぁ~」と言わんばかりに、迷言の宝庫となっておりそのいくつかご紹介します。

コックカワサキの店で晩ごはんを食べることをフームとブンに反対されて「それゃ、命の危険があるが、たまにはスリルを楽しむのもいいんじゃないか?」(パーム)


・ブンの「なにか料理作れ」「だって女じゃん」に対して「(料理が)できるできないの問題じゃない!女が料理作るのが当たり前って考えが許せないの!」(フーム)

このアニメ放映は2003年で男女平等を訴えた時代を先取りしたアニメだったんですね


・パームがちやほやされているのをみて「今どきの料理できない男は…」「単なる粗大ごみ」(レン村長&キュリオ)

この女尊男卑にならないよう男の自虐をいれてうまいことバランスを取る

高等テクニックを行うのがこのアニメのいいところなんです。

 

・「またテレビに踊らされて…全然懲りない大人たちね」(フーム)

これは現代にも通じるところがあるんではないでしょうか

よくみるテレビやYouTubeなどの商品紹介やCMなどをみていらないものまでついつい買ってしまう人たちは一回考えて惑わされないように賢く買い物しましょう。

 

・計量機能付きフードプロセッサーを使い、フライパンに一滴ずつワインを垂らして「大匙一杯!」(ブレイドナイト)

・「ばっかじゃないの」「あんなことしている間に」「もう終わってます」(メーベル&ハナ&サト) - 上記のブレイドナイトに対してのツッコミ。

コレに関しては僕も共感しましてテレビとかで家電紹介とかの番組のコーナーがありますけど、便利さ機能性を重視するのもありますけど、なにこれいつ使うん?だとか

これ便利っちゃ便利だけど使う機会無いなみたいな家電紹介が多いのでそれに対しての風刺だと勝手に思ってます。

 

・「皆さん、何か勘違いしてませんか?お料理が素敵なのは、切ったり剥いたり楽しく作ること!手作り料理は何よりおいしいわ!」「大事なのは道具や機械じゃないわ。大事なのは心をこめて作ることよ、男性も女性も」「でも!私はパパを立派だと思います。なぜなら、料理は女の仕事だなんて言わず、面倒がらずに作ってくれたことです。ママの自由時間のために」(フーム)

いや~このはこのアニメの中でも1、2を争う大人に響くけど見ている小学生にはあまり伝わらない名言だと思います。

男性、女性関係なく、家事をしてくれたら感謝し、お互いのことを尊重しあえるのが良い家族なんだなとこの回から学べました。

kirby.fandom.com

「終わりに」

まずは前編を書いてみてこれかなりのボリュームがあるなと思いまして

前中後と3本だてにしてみようと思い、まずは2つ、書いてみましたが

やっぱり、映像を文章にするのは難しいなと思いましたが

これからも日々精進して参りますので、コメントをしていただけると活動の励みにな

りますのでよろしくおねがいします。

では、次回をお楽しみに・・・・・