二次元に逝く:第2回「渋谷区大型デパートヨコセヨ!!!!渋谷区大型デパートヨコセヨ!!!!」
今回は、あの「ジャンプのギャグ漫画といえばコレ」と言われる伝説のギャグ漫画『ボボボーボ・ボーボボ』の魅力を語っていこうかなと思っています。
ボボボーボ・ボーボボとは、澤井啓夫の初連載作品で2001年12号から2007年31号まで
週刊少年ジャンプで掲載された作品で、本作の特徴は、ストーリー中にそれっぽい伏線が登場するが、基本的にその場限りのネタで伏線が回収されることは全くといっていいほど無いという本来ならばファンはブチ切れそうな行動のなのだが、そんなことはどうでも良くなるほどぶっ飛んだギャグがウケ、人気につながっている。
要するに、細かいことを考えるな感じろ!と言ったノリを楽しむ漫画である。
「意味不明で狂気的だがなぜか笑ってしまうその不思議なチカラ」
なんと言ってもその魅力は、そのハイテンションなノリとぶっ飛んだ作者のセンスが合わさった他の誰にも真似できないその独特なギャグセンスでしょう!
例えばですね。
いきなり茶道対決でファンタの後にカップヌードルを出したり、
連載が始まって第3回を突破したで人気投票を行い1位から10位までを全員ボボボーボ・ボーボボにすると言ったことまでやってのけるというその際、3位のボボボーボ・ボーボボが放った名言『神に感謝』これは以外に知ってる!って人は多いのではないのでしょうか?
作者のおすすめは、アニメ13話『激撮!遊園地24時 暴かれたカバの黒幕!』と言う回ですね。タイトルからしてぶっ飛んでる感がありますが、この回はボボボーボ・ボーボボファンなら全員知ってると言っても過言じゃないと思っています。
この回の名言といえば、「渋谷区大型デパートヨコセヨ!!!!」でしょう!。
何故か、ボーボボがきぐるみを着て子どもたちにふうせんを配っていた際
ドンパッチがよこせよとダダをこねていた際に放った迷言、
この建物はいつものようにその場のノリだろって思っていたら、以外にも作中に実在あり、アニメではテーマソングも存在していた。
ここに書ききれない程ギャグのオンパレードになっているので、ぜひ見てみてください。
「誰も傷つけずPTAを敵に回した漫画界の突然変異」
唯一無二のギャグアニメですが、その最後は打ち切りで、その理由の1つはPTAからの苦情でその一言が・・・
「こんなアニメを見てると馬鹿になる」
ファンとしては、なんだよそれ!と反論したいところですが
確かに間違っていないところがまた笑ってしまうんですよね。
ですがこんなキレッキレの火の玉ストレートを投げてオーバーキルしなくてもいいじゃないかと思うんですよね。
そんなボーボボですが、最初から最後までスポンサーがつかなかったようで、
「子どもたちに見せたくない番組」のワースト上位にランクインしており
ゴールデンタイムに放送してしまったゆえの不幸じゃないかなーと。
それはのちに語るとして・・・
「豪華すぎるその声優陣とカオスな声優現場」
そんなカオスアニメですが、その声優は豪華すぎる面々を揃えており
その中でも今回は主人公達一行である9極戦士の一部とゲストを紹介したいと思います。
主人公ボーボボ:なんと「ジョジョの奇妙な冒険」のDIOや「銀魂」の高杉晋助でおなじみの子安武人さんが演じており
ヒロインのビュティ:けものフレンズのサーバルやまどか☆マギカの佐倉杏子などを担当している野中藍さん
ボーボボの相方である首領ドンパッチ:「銀魂」の尾美一や「カードキャプチャーさくら」のケルベロスを演じて小野坂昌也さん
オナラ真拳の使い手ヘッポコ丸:「アニメポケモン」のアララギ博士や「新・光神話パルテナの鏡」のメデューサなどを演じて進藤尚美さん
元毛狩り隊Aブロック隊長ところ天の助:「スイートプリキュア」の調部音吉や
「ONE PIECE」のシルバーズ・レイリーなどを演じている園部啓一さん
とぐろ状の頭をしたバビロン真拳の使い手:ソフトン:「僕のヒーローアカデミア」のベストジーニストや「坂本ですが?」の坂本などを演じている緑川光さん
「伝説のボケ殺し」魚雷ガール:女性時は「超重神グラヴィオン」のリンダ役や英雄伝説閃の軌跡のスカーレット役でおなじみの西川宏美さん
男性時は「銀魂」の坂田銀時や「ジョジョの奇妙な冒険」のジョセフ・ジョースター役でおなじみの杉田智和さん
「みんな大好き」田楽マン:「ポプテピピック第5話Aパート」のポプ子や「けものフレンズ」のトキ役でおなじみの金田朋子さん
他にもたくさんの豪華声優がたくさんいますが「なんでこの人がこの役なの?」とだれもが首を傾げる一発ネタの脇役やゲストを厳選して紹介します!
「かかってこーい」とイキるだけですぐ負けるぬいぐるみうさちゃん:「ケロロ軍曹」の日向夏美や「まどか☆マギカ」暁美ほむらでおなじみの斎藤千和さん
お茶漬けを食わせながら世界征服を企むお茶漬け星人:「ガオガイガー」獅子王凱や「幽遊白書」飛影でおなじみ檜山修之さん
日付がキャラになった6月7日:「ガンダムAGE」キャプテン・アッシュや「テニスの王子様」千石清純でおなじみ鳥海浩輔さん
「ボーボボ内では数少ない美人キャラ」メンマ:「ひぐらしのなく頃に」竜宮レナ
「ほとんどセリフのないキャラ」ケセランパサラン:「ONE PIECE」ロロノア・ゾロ「銀魂」土方十四郎でおなじみ中井和哉さん
捨てモブのマグロ師匠:「ゼロの使い魔」オールド・オスマンやメタルギアシリーズのロイ・キャンベル役の青野武さん
などボスキャラを含めるとまだまだすごい人はゴロゴロいますし
新任であったビュティの声優たちがここでメキメキ実力を上げたり、ノリノリで演じきった声優がいるとかいないとか・・・
収録現場に至ってはレギュラーメンバーが常に本気でふざけていたのでアフレコ中笑いを堪えるのが一番の試練となり、さらにゲストの声優達は隙きあらばレギュラー陣を
食ってやろうという勢いでアフレコに臨んでいたので、当時のスタジオ内はカオスな熱気に包まれていたという。
そんな豪華な声優が入り乱れるため『声優の無駄使いアニメ』といわれており
ボーボボの人気の一員の一つだと思います
「人気アニメの不遇な扱い」
このアニメは、ジャンプの購買層の少年達からは手堅い支持を受けていたが、このアニメは当初放送されてたのは”ゴールデンタイム”ゴールデンタイムにリビングにいるのはキッズ達だけじゃないのだ。
このアニメは保護者からはとことん嫌われていたのだ・・・
ある程度気を使って自主規制したとはいえ、ゴールデンに下ネタをやっていたし
シュールを軽くK点越えした不条理支離滅裂なギャグも平気でぶちかましてたし
当時の風潮を考えると、奇跡でも起きない限り100%嫌われていたと思います。
それにゴールデン枠に気を使って自主規制を多くしたり原作の過激ネタの改変
それに加えてギャグテンポもいまいち良くないという三段コンボを叩き込まれ
原作ファン(原作厨)や新規アニメファン(新参)からのウケが悪く
特に映像の節々で出てくるテロップは「寒い」と批判され(あれは本当に面白くなかった)本来対象としている視聴者層以外からは、あまり良い評価はウケていなかった
個人的には、特定の層のみを狙った尖ったアニメだと思っております。
そんなこんなで、時間帯の移動それと同時に番組の打ち切りも決定してしまい
どんどん放送局も減らされてしまい、最終的には追い打ちをかけるが如くスポンサーがつかないといった番組生命に関わるほどに惨憺たる結果に
アニメ自体も指を加えて見ていたのではなく、オナラ真拳を直接的に描写するのをやめたり、新コーナーを作ってみたり、30分アニメなのに前編と後編を2本立てに無理矢理ボリュームを増しカルピスウォーターの水割りみたいな感じにしたり・・・
いろいろ頑張ったのだが、結局のところ「保護者」からの評価は変わらず
放送時間も朝の中途半端な時間帯だったことも仇となり、一部で打ち切りになったため
番組も打ち切られたという、勘違いも重なり自体は最後まで好転しなかった
スポンサー不在だが、次番組につなぐため最後の力を振り絞り話数を重ねたが
ついに全76話で力尽きてしまった。
よって中途半端なところでアニメは終わってしまった。
「保護者」からボコボコにやられ、ズタボロのバットエンドに見えますが・・・
時間帯変更前後辺りから、ギャグのテンポやクオリティーは飛躍的に向上し
安っぽいテロップ自体も塵も積もればやまとなでしこと言う感じで、
いつの間にかその安っぽさすら取り込み、こんなもんじゃねといった感じで
定着させることにも成功させ、何よりも声優さん達の熱意がすごかった。
子安さんや小野坂さんは自分の引き出しをフルオープンにし全力でギャグをぶちかましていた。
それ以外の声優さん達のモチベーションも凄まじく、保護者からいくら嫌われようと
ひたすら笑いを追求し続けた結果、アニメファンからの評価もある程度持ち直すことに成功し、一部地域では、再度ボーボボの放送を求める声も出てきて、放送復活した
ところもあるという・・・
原作ファン(原作厨)からは相変わらずがっかりと言われているけども
それでもけもフレと合わせたネタMADがミリオン達成する辺り
ウケを狙える土壌はしっかりと用意されていたんだろうな~と思います。
作画は東映故に安定感という意味ではあまり良くはないケド
このアニメにそこまで作画の良し悪しなんて考えないし、最初に言ったとおり
考えるな感じろって感じなので面白ければそれは正義みたいな感じなので
個人的には、べつに面白ければ良かったって思ってました。
ちなみに週間少年ジャンプの公式チャンネルでは第1話は62万回再生で(ちなみにHIKAKINが猫を買う動画は800万回を超えており)かなりすごい結果となっているが
円盤などの発売はいまだ決まっていないらしい(間違っていたらゴメン)
さいごに
どうでしたでしょうか?今回はボボボーボ・ボーボボについて語っていましたが
あまりにもカオスなギャグ漫画なので資料を探すのが難しくあちこちとネットを
駆けずり回って探しましたが、内容がよく入ってこず幼少時代の記憶を辿ろうにも
子安さんがやっていた記憶しかなく、ちょっと困ってしまいました。
このアニメは、原作ファンからは惨憺たる評価ですが、それは愛が強い故に高すぎるハードルを設定してしたせいでがっかりしたパターンなので、いるかわかりませんがこれから見る場合はアニメを見てから原作を見ることを、おすすめします。
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では今回はこのへんで・・・・ to be continued